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昭和下町暮らし

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森まゆみ/中央公論新社
文庫 312ページ

昭和はよい時代だったのか? 少女の視点から振り返る、昭和30、40年代の東京下町、庶民と家族の生活史。
著者の森まゆみ氏は、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(通称「谷根千」)の編集人として、地域の生活・文化・歴史を掘り起こし、数多くの貴重な証言を記録してきた。本書では、自らが「語り部」となり、10代までの体験にもとづき、東京下町(主に、居住した文京区動坂下周辺)での生活を回想。それは、親子関係も含め、戦前から連続する庶民の暮らしの実相を伝える、少女の視点からとらえた記録となった。『昭和の親が教えてくれたこと』を大幅加筆のうえ改題した。

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