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憶えている 40代でがんになったひとり出版社の1908日

¥3,300 税込

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岡田林太郎/コトニ社
単行本:四六判 528ページ 並製

2018年の春、40歳の編集者・岡田林太郎は、夢と希望と不安をいっぱいにかかえて、ひとり出版社〈みずき書林〉を創業しました。そのときから5年とすこしのあいだ、彼は日記(ブログ)を書きつづけてきました。
本書には、その膨大な日記のなかから彼自身が選んだ文章が、引用・ペーストされています。
さらに、そのひとつひとつの過去の日記に対して、「末期がん」をわずらった現在の彼が、「いま何を感じているか」その切実な思いをつづっています。
この本は、〈ひとり出版社〉の作り方や閉じ方といったものを記した「ハウツーもの」ではありません。がん患者さんやその家族に喜んでもらえるような「闘病記」でもないかもしれません。〈ひとり出版社〉として最後まで生きぬいた人間の日常の記録、つまり「ライフヒストリー」のような本です。
16年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、一念発起し、ひとりで出版社を独立創業。その後「末期がん」になった40代男性は、自分が書いた日記をよすがに過去を思い返し、そしてそれに対していまどう思うかを、文字どおり全身全霊をかけ、あらんかぎりの力を尽くし、最期まで書きつづりました。本書は、その魂の記録です。

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