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関東軍 満洲支配への独走と崩壊

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及川琢英/中央公論新社
新書 320ページ

関東軍は、一九二八年の張作霖爆殺事件や一九三一年の満洲事変など、日本政府・陸軍の統制から外れて行動し、多くの謀略に関与したことで知られる。今や「独走」の代名詞として悪名高いが、なぜそのような組織になったのか。これまでの戦史・外交史研究に、中国側の史料も踏まえ、組織制度、軍人の個人的特性、満洲の現地住人について分析する。関東軍の誕生から崩壊までを、日本そして中国東北部の視点から迫る。

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